
やりたいことが多いのに時間がない――。
現代人はそんな悩みを抱えているように思える。
私もつい先日、ひとつの「自分ルール」を作るまではそんな感じだった。
少ない時間の中、やりたいことを詰め込んだ結果、実りがなかったり、コケたりしていたのだ。
しかし、先日から自分ルールとして、
『1日にこなしていいタスクは3つまで』
というのを決めた。
いろいろやってみて、3つ以上タスクがたまると、頭が追い付かないということを痛感したからだ。
このタスクには仕事を含めるので、仕事があるときは実質タスクは2つまでに制限される。
しかし、それでもこのルールを決めて以来、非常に効率よく作業を進められている。
急がば回れとは、このことである。
さて、記憶に新しいところで、急がばまわれを体言してくれたオープンソースプロジェクトがある。
先日バージョン4.1がリリースされ、信頼回復も順調に行われているKDEというウィンドウマネージャーである。
DistroFreakでも幾度か紹介し、美麗なデスクトップ環境を提供してくれることで、読者のみなさんにはおなじみだと思う。
このKDE、4.0リリースではユーザーと開発コミュニティの認識のギャップに悩まされ、
不安定なウィンドウマネージャーというレッテルを貼られてしまったオープンソースプロジェクトなのである。
このニュース、私としては案外衝撃的だったのだが、それほど多くのニュースサイトで取り上げられていないように感じた。
その理由として考えられるのは、Ubuntuはじめ、現在市場を賑わせているディストリビューションの多くは、
そのウィンドウマネージャーとしてGNOMEを採用しているため、Linuxユーザーの多くが、KDEに触れたことがないか、
それに類するような状況であるため、注目されなかったのではなかろうかと、私は邪推している。
しかし、DistroFreakでも何度も紹介しているように、KDEはクールなデスクトップ環境を提供してくれる、
数少ないウィンドウマネージャーである。
そして何より、GNOMEに比べてずっとカスタマイズ性が高い。
そんなKDEに、触れてみたいと思っているGNOMEユーザーも多いのではないだろうか?
本日紹介するのはSlaK。
Slackwareをベースに、
KDE3.5に付属するソフトウェアとKDEウィンドウマネージャーとをLiveCDで楽しめるよう構成されたLinuxディストリビューションである。
SlackwareのLiveCD版としてはSlaxが存在し、そちらもKDEをウィンドウマネージャーに迎えているわけだが、 SlaKがそれと異なるのは、KDE付属ソフトウェアの利用のみに焦点を当てていることにある。
より正確にいえば、ほとんどKプロジェクトに関連したソフトウェアのみをパッケージングしているのだ。
だから、KDEがどんなウィンドウマネージャーかを手軽に試すためには、Slaxよりずっとすぐれていると感じられる。
ダウンロードするべきイメージのサイズは150MBと、Slaxのそれに比べて小さく、その中でKopete (メッセンジャークライアント)、KWord(ワープロ)、KSpread(表計算)、KPresenter(プレゼンテーションソフト)、 K3b(CD/DVD書きこみアプリケーション)、KMplayer(ムービープレイヤー)、Kaffeine (マルチメディアプレイヤー)、Kpdf(PDFビューア)、Kchm(CHM ―Windows上でよく使われるヘルプファイルの形式― ビューア)、KDVI (DVIビューア)という、Kプロジェクトファミリーの有名ソフトを一気に試すことができるのである。
ベースとなっているKDEのバージョンが3.5.0と、現行の4.xブランチよりひとつ前のバージョンであるため、 最近の機能を試すのには適していないが、それでもKDEやKプロジェクトの雰囲気を味わうには十分な性能を備えているといえる。
KDEに興味はあるが、自分の本番環境に入れて試すのは億劫だという方がいれば、SlaKで評価してみるのもひとつの手だろうと思う。
関連リンク:
[SlaK]
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