2006年09月27日

環境などもはや,踏み台に過ぎない.

LFS
古い友人から連絡が来た.しばらく連絡が取れなかったので,心配していた友人である.環境が変わり,なれない中で生活していたため,連絡を取る暇が無かったのだという.ようやっと環境にも慣れ,こうしてまた連絡を取り合うことができるのは,大変うれしいことである.さて,皆さんは LFS というディストリビューションを覚えているだろうか?昨年 11 月に紹介した,「ソースからすべてをコンパイルする」タイプでありながら,Gentoo のような「管理された」ものがベースではなく,本当にスクラッチから起こしていく ― Gentoo をブロックに例えるなら,LFS は粘土だろうか― そういった楽しさを持ったディストリビューションである.【以前の紹介記事】しかし,この LFS には弱点があり,それは「Linux 環境を構築するために,Linux を必要とする」というものであった.そのため,雑誌の紹介記事など,LFS が紹介される場面では,既存の Linux 環境を使うか,Knoppix を用意する必要があったのである.本日紹介するのは Cross Linux From Scratch(以下,CLFS).ついに構築環境としての Linux を必要としなくなった,LFS の親戚ともいえるディストリビューションである.LFS の特徴である,多アーキテクチャサポート(公式で発表されているだけでも,86,x86-64,SPARC,PowerPC,PPC64,MIPS,MIPS64,Alpha と多岐に渡る)や,ゼロからメイクする楽しさはそのままに,Solaris,BSD(もちろん,MacOSX を含む)といった環境で,Linux システムを構築できるようになっている.これらはいわゆる libc 環境,本家 UNIX の流れを汲むシステムである.これから見るに,「POSIX 環境で構築できる」という一つの指標に達するまで,そう遠くは無いように感じられる.お世辞にも初心者にお勧めできるとは言えないが,ディストリビュータが作ったモノでは満足できないというツワモノに,試していただきたいシロモノである.

関連リンク:
[Linux From Scratch]
[Cross Linux From Scratch]

スポンサードリンク
タグ:Mac BSD Linux
posted by Ketchup at 11:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | Linux
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/24501689

この記事へのトラックバック