
――つい先日、DistrosDeepで追った以上、こうして紹介しないわけにはいかない。
そんな思いに駆られて、こうして紹介することにした。
本日紹介するのはopenSolaris。
オープンソース化され、コミュニティーが形成され・・・・・・。
そうした動きを経てリリースされた、よりオープンなスタンスを持ったSolarisディストリビューションである。
さきに言っておくが、あくまでここではカーネル部分をSolaris、 それ以外も含めたディストリビューションとしてopenSolarisとして称していく。
Sun Solarisといえば、オープンソース化されたものの、カーネル技術者ばかりがコミュニティーとして集まっている感がある。
実際にユーザーを調べてみればそうなのだろうし、あまり一般ユーザーに浸透しているとも思えない感じがするというのは、 前回書いたとおりである。
そこでプロジェクトサイドは、コードネームをIndianaとしたバイナリパッケージ群からなる、オープンなSun
Solarisを作ろうと考えた。
つまり、Linuxのとった戦略を真似ようとしたのである。そうして誕生したのが、openSolarisだ。
最初にリリースされたSolarisは、あくまでSunがすべてを整えた上でのものだった。
すなわちすでに完成していて、「安心して利用できる、十分使い物になる」ソフトウェアだったのだ。
これでは、コミュニティー形成の余地はない。――そんな出来事を経て、
こうしてopenSolarisはリリースを迎えることができたのである。
今回のリリースで注目すべきは、VirtualBoxハイパーバイザのサポートだろう。
Solarisで仮想化といえばZoneというイメージがあるが、
今回openSolarisでハイパーバイザがサポートされることによって、より本格的な仮想化もこなせることになってくる。
それから、公式サイトで用意されているのはLive起動可能なCDイメージで、
「再配布可能なパッケージ」によって構成されていることも注目すべきことだ。
これは、公式サイト以外でもopenSolarisのバイナリを入手可能だということを指し示している。
また、システムのインストーラがGUI化され、一新されたことや、 IPSパッケージマネージメントシステムの採用といったところは、前回DistrosDeepとした記事にあるとおりだ。(そのほか、 DTraceやContainer、ZFSといった先進的なテクノロジーもサポートされてる)
もちろん業務用途で利用したい人のために、 サブスクリプションも利用できるようになっているので安心してほしい。
これらの動きに加えて、opensolaris.comと称したウェブサイトも用意された。
さらにロゴからSunカラーが消えたことも、コミュニティー主体のシステムであることを強調しようとする姿勢が見えてくる。
3年越しにようやくやってきた本気のSolarisが、どこまでシェアを伸ばせるか? 興味のわくところだ。
関連リンク:
[openSolaris.com]
[openSolaris]
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